花粉症の季節となりました。

今年も2月初めごろよりスギ花粉の飛散が都内でも観測されるようになりました。鼻水,鼻づまり,くしゃみ,目のかゆみ,皮膚のかゆみなど,症状は人それぞれですが,辛い症状であることには変わりありません。
暖かい日が少しずつ増え,外は気持ちのよい気候のときでも,花粉症があることで出かけるのが億劫になる方も多いかと思います。


早めに(12月〜1月前半ごろから)抗アレルギーの内服や点眼を始められて,いざ症状が出始めるころに備える方,症状が出始めてから受診される方,市販の抗アレルギー剤の内服薬や点眼薬を購入される方,みなさんそれぞれの対処法をされています。
天気予報を見られる際には花粉の飛散量だけでなく,天気,風の強さ,気温,湿度なども併せてチェックされることで,服装,マスク,メガネ(またはゴーグル),帽子などの着用等の目安にもなります。
お出かけ前に,花粉の付着を防ぐために,コートなどの衣類用,顔や髪用のスプレー剤等も市販されています。
帰宅されたらまずコートなどの上着や帽子,マフラーなどに付いた花粉を払うことも大切です。
この時期お天気がよい時には布団を外に干したくなりますが,外に干す際には花粉の付着を防ぐ専用のカバーを利用したり,取り込んだ時には布団に掃除機をかけるなども必要です。

花粉症の治療には抗アレルギー剤(主に抗ヒスタミン剤)の内服や,点眼薬,点鼻薬などを使用します。最近は眠気の出にくい抗アレルギー剤も増えており,それぞれの症状に合わせてお薬の処方をします。点眼薬はコンタクトレンズの使用状況などで処方できるお薬が限られることがありますので,処方をご希望の際は必ずお伝えください。

スギ花粉症の症状またはダニによるアレルギー性鼻炎の症状を緩和するために,当院では舌下免疫療法を行っています。
少しずつアレルギーの原因となっているスギやダニの抗原エキスを身体に取り入れることで身体に免疫反応を起こさせ,少しずつ慣れさせていくことにより,徐々に症状が出にくくするという治療になります。アレルギー症状が出ている時に治療を始めると症状が悪化することがあるので,スギ花粉症の減感作療法はスギ花粉の飛散が少なくなる5月の連休明けから6月ごろの開始をお勧めしております。ダニに関してはいつでも開始は可能ですが,体調のよいアレルギー症状の強くない時の開始をお勧めします。
最初の受診の際にアレルギー検査を行い,2回目の受診から治療開始となります。
お薬の準備の都合上,予約制とさせていただきます。
舌下免疫療法をご希望の方はあらかじめお電話いただきますようお願いいたします。

(吉田任子)